長野県上田市の塗装店 | 外壁・屋根 住まいの塗り替え
有限会社大矢塗装店 

電話 0268-27-2596
FAX 0268-27-2601


はじめに。


近、塗装やリフォーム会社から塗替えの営業がくるようになった…。
同じ頃に新築したご近所さんが、塗替えをしていた…。


今までは気にしていなかったけれど、よくよく見るとヒビや汚れが目につく。
そろそろ、我家も塗替えの時期?


でも…。


どこに頼んだら良いのか?
予算はどのくらい?
そもそも、今すぐに塗替え必要なの?


と、わからない事だらけではないでしょうか。
塗替えを検討中の方に知っておいてほしい事や、大切な。私たちが仕事で気をつけている事など交えながらわかりやすくお伝えできたらと思います。





キレイにするだけじゃない?!


何となく、色がついているだけなんじゃない?と思うかもしれませんが、塗装には保護、美観向上、機能付加などの効果があります。

保護

木、モルタル、サイディング、鉄などを塗膜によって保護します。
塗装の無いむきだしの状態でさらされていると、次第に汚れが目立ってきたり、素材自体が傷んでしまいます。できるだけ素材を長持ちさせるため、それぞれの素材や求められる性能に応じ 材料を選択してよりよい状態を保ちます。
しかし、塗装も永久にもつわけではありません。適切なメンテナンスをしていく必要があります。

美観

 見た目に一番わかりやすいところです。
ひび割れや汚れの目立つ外壁をキレイに、錆の出てきた鉄部をキレイになど、様々な色彩や光沢の塗装をすることによって見た目を美しく向上させます。
現在は仕上げの材料も多くあり、塗料の種類、色彩、光沢、質感などから選択の幅が広がっています。

機能付加



 見た目にはわかりにくい物が多いです。
防音、遮熱、断熱、調湿などの効果を付加します。
最近では一般に使われる塗料でも遮熱、断熱性能を付加した物も出ています。
特に断熱塗料ではロケットの断熱技術を応用し、建物の断熱性能をあげる塗料もあり、地球温暖化などの環境対策にも通じる可能性のあるものも増えてきました。


最後に…


様々な技術を応用した材料も増えています。
どの材料でも多くの場合、液状→乾燥(硬化)→塗膜の形成といった流れを経てそれぞれの目的を達成します。材料の性能や種類によって、寿命の長さや効果の違いがあり、それを最大限に生かすのが私たちの仕事です。
上に塗る材料をより良い物を使うことだけではなく、(当然、よい物を使った方が単純にいいとは思いますが…)塗るまでの下準備が大切だと考えています。

代表的な仕上げを紹介


 外壁塗装は種類も多く、見た目は同じでも塗料のグレードによって寿命や価格も様々です。が、実際は選択肢が多すぎてわからない、色だけじゃないの?などあまり知られていないのが現実ではないでしょうか?
 沢山あるなかから、ほんの一部。よく使われる仕上げを紹介します。


吹き付けタイル


全面下塗り、模様吹きの上にトップコートが塗られています。
模様吹きの大きさや凸部の処理など、いくらかのバリエーションもあります。
トップコートにはアクリル、ウレタン、シリコンなど数種類のグレード、また通常のタイプの他に下地に追従しやすい弾性タイルもあります。
見た目には、ほとんどいっしょですが細かい仕様が設定されています。


リシン

つやのない砂壁状の仕上げです。
ベースとなる塗料に骨材(細かい石)が混ぜられた材料を吹き付けます。
骨材の大きさによって、見た目のバリエーションが選択できます。
こちらもまた、通常のタイプのほか弾性タイプもあります。
吹付けタイルに比べ、工程が少なく短時間で仕上がります。


最近の傾向は…
ここ数年はリシンが多く選ばれています。
吹付けタイルが指定されることは少なくなっています。
リシンは価格も安く工程も少ないため、最近の新築事情にあっているのかもしれません。
リシンのほかには、よりグレードの高いシリコン系の材料を使用しリシン調、じゅらく調に仕上げる塗料も選ばれています。


見えなくなる部分こそ、しっかりと


塗装は誰でもできてしまいます。
特別な資格もいりませんし、目的を達成できるならそれで良いでしょう。
ホームセンターに行けば塗料も手に入りますし、道具だって売っています。
自宅で使うちょっとした小物なら、私の妻ですら塗った事があります。
しかも、それなりにキレイになります。


私たちが気をつけている事は、最終の仕上げである塗装工程はもちろんですが、その前段階に特に気を使います。完成したイメージから遡ってみたり、今の状態から選択肢を絞っていったり材料の特徴など様々な要素を考慮して塗装にはいっていきます。


すぐに塗装できるわけではなく、外壁塗替えでしたら「洗浄」「ひびや割れの補修・コーキング」、屋根や鉄部の塗替えでしたら「ケレン」、「さび落とし」など、新たな塗装で見えなくなってしまう部分を適切に処理してから、はじめて塗装ができるというわけです。
この見えなくなってしまう部分をしっかりと処理しておく事が、塗装を生かす重要な点になってきます。どんなに高級な塗料を使っても、見えなくなってしまうところに、どれだけ目を配れるか。そこにかかっていると言っても良いと思います。


塗装工事を完了させることがゴールではなく、完了した時点から塗装の力が発揮されるスタートだと考えています。

10年くらいで塗料も変化していきます


外壁塗替えで使用する塗料のトレンドも移り変わって行きます。

塗料そのものの質や開発技術の向上により、塗料価格の低下。

そして、より良い塗料が選択しやすくなるといった具合です。

で、そろそろその波が来ているような気がします。


耐候性からみた塗料のグレードは

アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素→無機系


このグレードに沿って塗料もより良いものが市場に出て来ています。

ここ最近ではシリコンが主流でありましたが、よりよいフッ素、無機系塗料もシリコンとの比較もしやすい価格帯のものになってきています。






ただ、樹脂の名前だけに惑わされてしまうのも要注意です。
良い塗料を最大限に生かす施工が一つになってはじめて良好な塗膜が作られます。


同じ樹脂塗料でも、内容によって価格は様々。


本物志向の塗料を提供できるよう、私たちも勉強していきます。